私たちが当たり前と思っていることは、
全然当たり前なんかじゃない。
そう思った、お正月明けの1月4日。
皆さま、
いかがお過ごしでしょうか?
こんばんは。
新潟県は北の方、五頭今板温泉 湯本舘の、
若女将しょう子です♪
こんなことを思ったのは、
隣で聞いていた電話がきっかけでした。
うちの名物料理・鯉料理について電話で話しています。
そう。
うち、湯本舘は、
通常のお料理、基本尾の料理に、名物の鯉料理が三品付きます。
恋のアライと、鯉こくと、鯉の甘煮。
けどきっと電話先のお客様は初めての方で、
最初から鯉料理がつくことや、
嫌いであれば無料で違う食材に変更(内容は板長おまかせ)出来るということを、
最初からわかってるわけではありません。
ましてや、「鯉料理が苦手な方には、普通のお料理に変更いたします」なんて言われた日にゃあ、
『普通の料理って、何???』
と、問いかけたくなっちゃいます。そう思わざるを得ません!
(ちなみに、私にとって『普通の料理』というのは鯉料理です。
だってウチにとってはそれがスタンダードだもの)
電話の会話を聞いていると、
ちょっと食い違ってるのかな。
なかなかお客様に伝わってないんじゃないかな、っていう風な印象を受けました。
あ、これ、電話とってた若旦那が、悪いって言ってるんじゃないんですよ。
(あ、誰の話か言っちゃったww)
私たち誰にでも起こりうる話で、
本当、フッとしたときに忘れちゃう、というか、
慣れちゃう、
悪い習慣なんです。
私たちの当たり前は、あなたの当たり前じゃないってこと。
特にうちって、常連さんやリピータさんが多くご利用頂いているから、
どーしても、悪い風に慣れてしまうんだよなって思いました。
全然別の話ですが、
実はちょっと前にちょっと残念な出来事がありました。
あるホテルを予約していて、
予定していた到着時間を大幅に遅れてしまいました。
バタバタしていたのが落ち着いて、
「スイマセン!だいぶ到着が遅くなってしまったんですけど、
もうあと30分くらいで着きます!」と電話をしたら、返ってきた言葉は、
「到着予定時間より15分以上遅れたので、キャンセルさせて頂きました。」
なんとーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!
一瞬どうしていいかわからなくなりました。正直。
「えーーーーーーーーーー、
ウチだったら、到着予定時間よりだいぶ遅くなったお客様には、
確認の電話をするよーーーーー(涙)!!!」
と、心の中で思っても、
もうどうすることもで出来ません。
そうか。
けど確かに、連絡もなしに、大幅に遅れた私も悪い。
ウチで当たり前のことが、よそで通じるわけではないのだ、
と、改めて思った瞬間でした。
あ、そうは言っても、
そのホテルの方の電話応対が、あまりにも冷たくヒンヤリしていて、
無機質で、
まだ行ってないのに、
「まぁ、もう絶対に行かないな」と思ったのは初めてで、
やっぱり、顔が見えない電話での応対って、
ものすっっっっっっっっごく大事なんだなって思った瞬間でもありました。
(笑)
そうだそうだ。
ディズニーランドで働いている時も言われたことがあった。
『もう耳にタコが出来そうなくらい、トイレの場所を聞かれる。
けど、聞いてきたゲストは、初めてディズニーランドを訪れたかもしれない。
そしたらアタナには、そんな説明ができるのか』と。
そうそう。
湯本舘では、元々の会席料理(基本のお料理)に鯉料理が含まれているのなんて、
私たちにとっては当たり前だのクラッカー。
けど、
もし、「あ、私食べられないわ」と思った人は、気になりますよね。
違うものに変えますからと言われても、じゃあ何と変えるんだ。
そもそも、普通の料理ってなんなんだ。ってことですよね。
改めて、声を大にして言わせてください!!!!

うちは名物料理として、鯉料理を三品、
お料理のメニュー一部としてお出ししています。
鯉のアライ、甘煮、鯉こく。
昔は、好き嫌い問わず、みなさまに食べてもらってました。
けど、あまりにも苦手な方が多いと感じたので、
ここ数年では必ず、ご予約時に確認することにしました。
「食べられますか?」
「どうしても食べられないようでしたら、鯉は出さないで、違うお料理にお任せで変更させて頂きます」と。
今では(私にとって)残念ながら、
鯉料理を食べられるのは半分半分くらいです。
(ちなみに私は大好きです♡)
(※時期にもよりますが、
鯉が苦手なかたは、
鯉のアライは、その時に取れた季節の湖の刺身、
鯉の甘煮は野菜の炊合せなど、
鯉こくは大体、豆腐とかなめこのお味噌汁になってますね。うん。)
今年2016年は、
私の大好きな鯉料理の魅力を、
愛情込めて、
より多くの人に感じてもらう年にしたいなぁって思ってます。
だって本当に美味しいんだもん。
身体によいし、
女性にとってはお肌や健康にすごく良いし、
あげたらキリないですよね。良い所。
鯉を食べたことない人、
鯉が苦手な人、
鯉に悪いイメージを持ってる人、
鯉、食べず嫌いな人、
そんな人にも、食べてもらえるように、
色々考えて発信していきますね♪
若女将 永松祥子
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