初めてこの本を読んだのは、発売されたばかりのまだ私が大学生だった頃。

リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間
高野登さん著
私、大学生の時ディズニーランドで働いていて、
同じお店で働いていたキャスト仲間が、すごく面白かった!とオススメしてくれたんです。
その時は、「お~すごいなぁリッツカールトンって。」とか、
「ディズニーランドでの仕事に繋げられることがたくさんありそう!」とか、
その時だけを見ていて、
いつか継ぐだろう旅館のことなんて、コレっぽっちくらいしか考えないで読んでいました(笑)
今読むと、また違うのね。
感じることや共感すること、
今の私にできること。
あ、最初に言っておきます。
湯本舘では、「リッツカールトンのような」サービスはできません。
「紳士淑女」ではなく「田舎のおばちゃん達」ですし、
クレドもありません。
戦略もマニュアルもありません(汗)
そうでなくても感じることは多く、
ただの、全くの別物として考えることはできるなーって。
本文の中に、リッツカールトンの創立者が、著者の高野さんに、
Don't think. Feel.
と言うんです。
「考えるな、感じなさい」と。
目をつぶって立ち、
「このホテルの温度を感じるか?」と聞くんです。
私この文章を改めて今読んだ時に、
すごく湯本舘のことを想いました。
私、前から、何でうちのお客様はこうやって何度も来てくれるんだろうって、
「理由」を考えていたんです。
直接聞いたことだってありました(笑)
「何でこうやって来てくれるんですか?」って。
「温泉が良くて、お料理が美味しくて、皆さんの対応がやさしいからだよ」って、
言ってくれるんですね。
きっと、
他にも、美味しい料理を出す旅館はあるだろうし、
温泉だって、もっと浴場が大きくて充実した書簡だってあるだろうし、
サービスが素晴らしい従業員に溢れている旅館だって、たっくさんあるのに、
ウチに来てくれるんですよね。
それってすごいことで、
きっとみんな感じているんです。
湯本舘の雰囲気を。
一箇所が良いわけじゃなくて、
お料理が良くて、温泉が良くて、みんなの雰囲気が良くて、
そういうのが全体の雰囲気となって醸し出すあたたかさがあって、
なんとな~く、湯本舘の雰囲気が好きなんだと思う。(悪い意味ではなくww)
our guests dont think what is good here, just feel.
この空気感を大事に、
湯本舘らしく、頑張っていきます♡