〒959-1927
宿泊してきちゃった、里山十帖 created by 自遊人 さん。
こんにちは、
新潟県五頭山の麓にある今板温泉 湯本舘の若女将しょう子です！
こっちの山から、あっちの山に、勉強会に行ってきました。
本当にすてきな体験をさせて頂きました。
（美しい、夕暮れ時の露天風呂）
到着して、
館内の見学をさせて頂き、
すてきなお部屋や、ラウンジ。
館内にある調度品の数々。
百何十年も経った木造建築は、本当に美しい形をしていました。
高く広がる天井が、ウットリしちゃう。
後で聞かされた話ですが、
全国各地に移築された古民家や、
旅館に使われている古民家部分、大きな梁などは、
大部分が新潟のモノだそうです。
新潟は昔ながらの古い建物が、すばらしい状態で残っていることが多く、
ただ、皆さん、「木造では今の時代冬を越せない」とか、「住み勝手が悪い」などで、
壊し、鉄筋コンクリートの建物に建て替える方が多いそう。
けど、里山十帖は違います。
その木造建築でも、快適に、満たされた生活が送れるように、
新しいやり方「エアサイクリングシステム」を導入することで、
極寒の雪国で、木造建築でもあたたかい生活がおくれるような提案をしています。
いろんなやり方で、里山を発信し、新しい生活スタイルを提案し続けている。
そして、これを楽しみにしてました！
雑誌・自遊人の編集長 岩佐十良さんの講演。
新潟にいる私たちにとっては当たり前なことや、
もう当たり前すぎて忘れてしまったことを思い出させてくれるような、
かつ斬新でオモシロい、お話でした。
宿、というリアルなメディアを通して、
伝えていきたい事、感じてほしいことを発信する。
発信するだけでなく受け身にもなり、伝えていける。
そういう、しっかり考えられたお宿でした。
講演の内容は割愛しますが、
私たち新潟が持っている大きな素晴らしい観光資源を、改めて考え直させられた、良い時間でした。
それを踏まえた上で頂いた、温泉とお料理！！！
ワクワクの連続でした！
お品書を見ながら、次出てくるお料理はなんだろう、とか、
運ばれてくるお料理、なんだこれー！！！！と思ったり。
他にもお料理はありましたが、
ぜひ体験してもらいたいので全部は載せないし、
これが何、とかっていう説明はしません！
本当に楽しかった！
里山十帖さんのお料理は、
パフォーマンス とかではなく ライブです。
そして改めて思ったこと。
私たち宿が提供しているのは、たくさんの小さな「体験」だなって思いました。
湯本舘では、里山十帖さんのような同じことは、多分できません。
形もやり方も違えば、表現方法も違う。
けど、ここで色んな小さな体験をしてもらって、それは本当に些細なことで構わないんですね。
図書館で昔読んだことある本を見つけたとか、
鯉料理が美味しかったとか、
露天風呂に入ってたら月の間から月が見えたとか、
いつもはしないご飯おかわりを、思わずしちゃったとか、
鈴虫の鳴き声きいて秋を思い出したとか、
温泉入っていたら、地元のおばちゃんらしき方に声掛けられてホッとしたとか。
そういうのが、沢山体験で来て、それが積み重なって、
じわじわくる感動と、また来たいっていう気持ちに繋がるんだろうなって思った、
本当にすてきなお宿でした。
けどこれだけは言わせて！
私が、すごく良いお宿！！！って思っても、
アナタにとって良い宿かは、正直体験してみないとわからないし、
私も、誰でも彼でも、すごくいい宿だから行ってみな！！！ってオススメしたりはしない。
それくらい「トガッた」宿です。
こういう宿が苦手だったり、ダメだなって思う人もきっといるので、
そこは勘違いしないでください。
あくまで、私はすごく刺激をいただいた、素晴らしいお宿でした。
岩佐さんと、パジャマ姿（里山十帖さんの館内着ｗｗ）の私。
何でこんなカッコして！って言われそうだけど、
「できるだけ、リラックスした状態でお食事も楽しんでください」とのことで、
参加者みんなこの恰好でした(笑)
悪しからず！
では、今日はこのへんで！
若女将 永松祥子
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あなたと一緒に、あったかい宿を。
山の馴染みの一軒宿 今板温泉 湯本館
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